戸越の呼び名のおこり
成就庵 行慶寺のはじまり
八幡山成就院行慶寺
江戸名所図絵にみる行慶寺
行慶寺の伽藍整う
戸越の名産はタケノコ
戸越公園は細川公の下屋敷
品川用水と戸越村
剣客商売「十番斬り」
念仏の守護者としての八幡大菩薩
五月一日のお施餓鬼の由来
お十夜は「十日十夜」の法要に由来
園児を病魔から守る庚申さま
三角の自然石、実は馬頭観音
赤い頭巾とよだれかけのお地蔵さま
境内散策:旅立ちの法然さま
境内散策:十三重の石塔
 
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園児を病魔から守る庚申さま

 幼稚園の入り口、お地蔵様の右隣に不気味な姿の仏様が祀られています。お顔が三つ手が六本あり怖い形相で辺りを睨んでいるようです。

 六本の手には金剛杵(こんごうしょう)、鏡、弓と矢、刀剣、そして恐ろしいことに生首を持ち、足で「天の邪鬼(あまのじゃく)」を踏みつけています。この三面六臂(さんめんろっぴ)で大忙しの仏さまは「青面金剛(しょうめんこんごう)」といい、「庚申(こうしん)さま」の名で親しまれています。

 庚申信仰は江戸時代に盛んになった民間信仰で庚申(かのえさる)の夜や青面金剛を祀り、寝ないで徹夜する風俗がありました。
寝てしまうと人身中の3匹の虫がその人の罪を上帝に告げてしまうと考えられました。道教に由来するもので、青面金剛の大威力で病魔病鬼を払い除くとしました。
庚申像は砂岩に彫られているためか磨耗が激しく、消えかかっているものもありますが、上部左右には日輪と月輪が認められます。下部台座の3匹のサルにお気づきでしょうか。手を眼・耳・口に当てており、日光東照宮の左甚五郎の彫刻でも有名な「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿です。

 天の邪鬼を踏みつけているところ、他人の悪口を言わない聞かないなど、ルンビニの親と子をたしなめているのでしょうか。

 

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