お寺の入口に立つ石仏です。像高110センチ。昔からのお地蔵さまです。子供の病気平癒を祈り、願いがかなった御縁で御檀家になられた方も居ります。
地蔵菩薩【じぞうぼさつ】
六道(ろくどう)の世界に苦しむ人々を救って下さるという菩薩。子どもの守り仏でもある。
お地蔵さまの向かって左脇は馬頭観音像です。昔の農家にとっては馬は大切な家畜でしたから、その安全を願い、また供養のために安置されたものです。また、向かって右側には庚申さまが安置されています。
馬頭観音【ばとうかんのん】
一般には頭部に馬の頭をのせた観音菩薩象をいい、馬が草を食べるように 私たちの煩悩や苦しみを食べて下さる仏さまです。写真のように馬の頭に見立てた自然石を馬頭観音とした例も多く見られます。
庚申様【こうしんさま】
村のはずれの道が二股に分かれた箇所に建てられ、村内に悪病・悪疫が入らないように、また旅の道中の安全を祈って建てられました。